■概要■
宇宙最大の爆発現象であるガンマ線バーストを観測することで、宇宙で最初の天体が誕生した頃の初期宇宙やブラックホール(極限時空)が誕生する瞬間の物理環境を探査することが可能となる。さらに理論的な研究と融合することで、インフレーションやビッグバンのような、宇宙そのものが創成される際の物理現象を理解することも可能となる。本プロジェクトでは、金沢大学で開発してきた小型衛星「X線突発天体監視速報衛星 こよう」や海外の人工衛星計画「SVOM」により、重力波天文学(マルチメッセンジャー天文学)を推進するとともに、本学が主導する将来の人工衛星計画「HiZ-GUNDAM」のプロジェクト化を目指す。理論と観測のチームが融合した「宇宙創成・極限時空研究拠点」の基盤を形成する。