■概要■
これまで表面・界面現象の微視的理解と自在制御を目指した研究ビジョン「ナノ分子建築科学」を提唱し、独自の材料・デバイスの開発を進めてきた。一方、それら材料・デバイスを社会実装へ近づけることの難しさにも直面した。そこで本プロジェクトでは、経験則に沿って進めてきた条件検討方法を大きく転換し、「連続パラメータ空間分析」のコンセプトに基づく「革新的材料・デバイスの高効率・高速開発」の方法論を確立する。この方法論をCO2資源化触媒、省エネ・創エネデバイス、貴金属吸着材の開発に適用し、社会実装の検討段階レベルまで引き上げる。カーボンニュートラル社会の実現に向けて、ビジョンを共有する多様な研究者が世界中から集う国際研究拠点の形成を目指す。