■概要■
材料の表面・界面は物質変換・エネルギー変換や吸着・放出などが生じる重要な反応場である。ナノメートルサイズの微小空間で生じる現象を理解することは困難な課題ではあるが、これらを自在に制御できればデバイス性能の飛躍的向上や革新的材料の創成が期待できる。本プロジェクトでは、表面・界面現象の微視的理解と自在制御を目指して「設計・構築・分析・計算」が分野間の壁を取り払い連携した学術領域「ナノ分子建築科学」の確立を目指す。また得られた知見を貴金属吸着材やCO2資源化触媒、省エネ・創エネデバイスに適用し、革新的材料・デバイスを創出する。2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて、これらのビジョンを共有する多様な研究者が世界中から集うオープンイノベーション型研究拠点の形成を目指す。